音楽関係でお薦めする本4選:エンタメ・自己啓発・音楽業界裏事情

音楽関係の読み物として胸が熱くなる、あるいは前向きになれる本3冊と音楽業界の知識として役に立った1冊を選びました。

 

1.小説:階段途中のビッグ・ノイズ

胸が熱くなるラノベですね。エンタメとして最高に面白いので一気に読めちゃいます。内容は高校生のバンドものです。

軽音楽部の廃部を取り消せ!優柔不断が玉にキズの神山啓人は、猪突猛進型幽霊部員の九十九伸太郎に引きずられて行動を開始する。目指すは文化祭での一発ドカン!!のはずが…。周囲の冷たい視線、不協和音ばかりの仲間達、頼りにならない顧問。そこに太ももが眩しい同級生への恋心も加わって―。啓人達は見事にロックンロールできるのか。

この本を読むと感動で胸と目頭が熱くなりますよ。特に後半の盛り上がりは素晴らしく、涙腺崩壊が崩壊します。

読み物としてはかなり面白い部類に入ると思いますし、ギター初心者が読むとかなりテンションが上がって練習に身が入ります。

 

2.一番になる人

つんく♂さんが成功するまでにしてきたことをドキュメンタリー風にまとめた本です。ドキュメンタリーといっても、つんく♂さんの人生そのものが小説なみに面白いので、一気に読めてしまいます。

人気バンド「シャ乱Q」のボーカルとして一世を風靡し、「モーニング娘。」をはじめ、数々のミリオンセラーを手がけてきた音楽業界の鬼才・つんく♂。かつては何をやってもけっして一番になれなかった著者が、試行錯誤の末、ついに解き明かした「誰もが一番になる方法」の集大成。みずからの「仕事の哲学」「生き方の極意」「成功の秘訣」をあますところなく書き尽くした、話題の一冊。

どちらかというと自己啓発本の要素が強いです。つんく♂さんが音楽業界で成功するためにしてきたことを実体験を交えて書いています。

苦労をたくさんしてきたこともあって、説得力ある内容です。

 

3.終わりのない歌

こちらもミュージシャンの奥野敦士氏の音楽家人生を綴った本です。

下積み時代からヒットし売れっ子になるまでと、その後、不慮の事故に合って半身不随になりながらもミュージシャンであり続けようとする姿は胸を打ちますよ。

群馬が生んだ三大ロックバンド、BOOWY、BUCK-TICK、そしてROGUE(ローグ)。わずか5年で解散した幻のバンド、ローグの名曲『終わりのない歌』が、 今夏、ap bank fesで、Bank Bandによって蘇った。その曲の作者、ミュージシャン・奥野敦士は08年、不慮の転落事故で頸椎を損傷し、半身不随となった。彼は現在、車椅子での生活を送っている。首から下は動かない。もうステージで走ったり、踊ったりすることも出来ない。ギターも一生弾けない……事故後、いろんなものが奥野の中から削除されていった。だけど、彼は諦められなかった。家族の支えを受けて、医師の言葉を信じて、仲間から元気をもらって……もう一度みんなの前で歌いたいから、前を向いて生きていく。

上の紹介文にかいてあるとおりで、読後にとても前向きになれる一冊です。

 

4.プロ直伝! 職業作曲家への道 ~ 曲作りを仕事にするための常識と戦術、そして心得

これは読む人によって、感想が別れる一冊です。良くも悪くも音楽業界の裏側を明らかにした数少ない本です。この本を書いたのは有名音楽プロデューサーの山口哲一氏。

どうすればプロの作曲家になれるのか……。作曲を職業にするには、どのようなルートがあるのか……。これまで、曲の作り方に関してはたくさんのノウハウが開示されてきましたが、その先にある“曲の売り方”“メロディの売り方”については、あまり語られることがありませんでした。そこで本書ではJ-POP、アニソン、劇伴、ゲーム音楽など多様な現場において、“クライアントに楽曲をお買い上げいただく”ためにできること、知っておくべきことを各ジャンルの専門家が具体的に紹介していきます。作曲でメシを食っていくためのノウハウが満載の、現場の臨場感にあふれた職業作曲家入門の書です。

音楽を始めたとき、誰もがあわよくばプロに…と淡い期待を抱くものと思いますが、そんな甘い期待を粉々に打ち砕いてくれる一冊。

音楽業界は村社会で狭き門であることがこの本に書かれていますが、そのことを書籍という形で世に出した点で高く評価できます。音楽でメシを食っていくことがいかに難しいか考えさせてくれます。音楽を始めた若い方は必読だと思いますよ。

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sim(清水了)

動物写真家、ブロガーとして活動中。 諸々の閉塞感を打破するために、20年以上勤めた会社を40代半ばで辞めてフリーになる。 属性は他に、博士(農学:専門は微生物)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。