sim(@ssiR01)です。
Logic Pro Xには著作権フリーのループ素材が22686個も付いてきます。これは作曲に使わないともったいないということで記事にしました。
とはいっても、いきなりハイレベルな曲を作るとか、初心者にはハードルが高すぎです。メンタルが激しく削れてしまうのが目に浮かびます。
ハイクオリティな作曲はプロやセミプロの人に任せればいいのです。
なので、聴いて気持ちのよい音の連なりを作ることができればOK。
趣味の範囲でなら、これで十分楽しめます。自分で撮影した写真や動画のBGMするならハッキリ言ってこれで十分。
ということで、Appleループの基本操作を防備録的に以下にまとめてみました。
1.Appleループの選び方
Appleループを表示させて、気に入ったループ素材を試聴して選びます。ジャンルで絞り込むと効率的です。
Appleループを表示させるには、右上のループアイコンをクリック
下の画像はループブラウザーが表示された画面です。

Appleループを希望のジャンルで絞り込む
下の画像では、ピアノ分野で絞り込んでいます。こうすることで、22836個のループ素材から679個まで絞り込むことができたので、目的のループを効率良く探せるようになりまいした。ここから、さらに絞り込むこともできます。

ループを選んで試聴する
ループの絞込が終わったら、ループブラウザに表示されたループをクリックして試聴していき、自分の好みのループを選びます。

ループをトラック領域に貼り付ける
貼り付け方は簡単で目的のループをトラック領域にドラッグ&ドロップするだけ。

このとき、注意点としては次の2つ。
- ループのキーはデフォルト設定では自動的に「C」に変換されます。
- ループのテンポ(BPM)は自動的にプロジェクトのテンポに変換されます。デフォルトだと「120」
なお、ループのキーもテンポも後からループ単位・リージョン単位で変更できます。
しかし、最初はこの辺は意識しなくても大丈夫です。
デフォルトの設定では楽曲全体のキーやテンポに自動的に変換されて合わせてくれるため、そのまま使っても音楽的に破綻がないからです。
ループのキーを変更したいとき
とはいいつつも、楽曲全体のキーを変更したい、あるいは部分的にキーを変更したいなどの欲が出てくることもあります。
でも大丈夫。
ループ単位やリージョン単位でキーを簡単に変更することができるからです。
方法は簡単で、次のとおりです。
- キーを変更したいループまたはリージョンをクリックして選択する
- インスペクター画面のリージョン領域のトランスポーズをダブルクリックする
- キーの変更を数値入力:キーは「+1」で半音上がり、「−1」で半音低くなります。

実例)試しに、キー変更(移調)を「0」→「+2」→「-2」としてみた音を載せておきます。同じループを使っても移調するだけで結構遊べます。

キーの変更(移調)の他の方法
補足として書いておきますが、キー変更には上に書いた他に2つ方法があります。
トラック単位でのキー変更
トラック単位でのキーの変更も簡単できます。方法はリージョン単位のキー変更とほぼ同じです。
トラック全体のキーを変更したい場合には次のようにします。
- キーを変更したいトラックをクリックして選択する
- インスペクター画面のトラック領域のトランスポーズをダブルクリックする
- キーの変更を数値入力:キーは「+1」で半音上がり、「−1」で半音低くなります。

楽曲全体でのキーの変更(複数トラックをまとめて移調したいとき)
楽曲全体のキーのオートメーションカーブを書いて、キー変更することもできます。これは複数のトラックを並列にまとめて移調させるときに便利な機能です。
操作は、次のようにトランスポーズトラックで簡単にできます。
- メニューバー>トラック>グローバルトラック>トランスポーズトラックの表示
- 現れたトランスポーズトラックのオートメーションカーブをマウスで掴んで変更する
実例)上の例と同じですけど、キー変更を「0」→「+2」→「−2」にした音を載せておきます。ここでは、ピアノトラックとベーストラックを同時に移調しています。

さいごに
Appleループの使い方とキー変更の仕方について書いてみました。これだけでもかなり遊べるはずです。
自分で撮影した写真、動画につけるBGMであればすぐに作れてしまいますので試してみましょう。
僕からのアドバイスとしては、複雑にし過ぎないことです。トラックの数とフレーズの種類は少ない方が破綻しにくいですから。
下に僕が作業用BGM用に作ったAppleループ曲を載せておきます。複雑にしすぎた悪い作例です。ボカロも混ぜてありますので。
では