野鳥写真の画像処理・レタッチ方法(1)背景をぼかす

アニマルフォトグラファーのsim(@ssiR01)です。

せっかく撮影できた野鳥のポートレートを、インスタグラムやツイッターなどのSNSで映えるようにしたくはありませんか?

野鳥撮影は被写体との出会い自体が奇跡なので、運良く撮影できた写真は最大限に美しく仕上げるのが僕のポリシーです。

野鳥写真の画像処理の方法は、人物ポートレートのレタッチ方法がほぼそのまま使えます。

今回はその中でも、効果覿面の画像処理テクニック「背景ぼかし」の効果と方法をご紹介します。

背景ぼかしによる3つ効果

写真の主人公である鳥の背景をぼかす効果は、3つあります。

  1. 写真がわかりやすくなる
  2. 写真の主人公がシャープに見える
  3. 背景の画質が滑らかになる

下の写真が実際に「背景ボカシ処理」のビフォーアフターですが、その効果は一目瞭然です。

Adobe Photoshopを使う

僕が使っているPhotoshopのバージョンはちょっと古いですがCS6です。最新バージョンでもやり方は基本同じです。

手順は以下のとおり。

クイック選択ツールを使う

ぼかしたい背景エリアを選択します。エリア選択のツールはいくつもありますが、一番手っ取り早くてオススメなのが「クイック選択ツール」です。

背景をザックリと選択

ツールバーから、この「クイック選択ツール」選び、さらにピクセルサイズを5〜10くらいに調整します。

あとは、マウスポインターで選択したい背景エリアをグリグリとドラッグしていけば、ほぼ自動的に背景をザックリ選択できます。

これにより点線で選択したエリアが囲まれます。

背景を正確に選択

ここまでの操作で選択した背景は、かなりテキトーです。

たとえば、下に拡大画像を載せますが、鳥のクチバシの一部も背景として選択されてしまっています。

これではマズイので、選択エリアを微調整していきます。

まずは、先程と同様の手順で「クイック選択ツール」のピクセルサイズを1にします。

この状態で背景エリアを調整していきます。

方法は単純で次の2種類を使い分けて、ひたすら正確に背景エリアを選択していきます。

  1. 背景エリアを削るとき→「Optionキー」を押しながら画像エリアをドラッグする
  2. 背景エリアを増やすとき→「Shiftキー」押しながら画像エリアをドラッグする

この操作がいわゆる正念場で、ここをテキトーに済ますと嘘っぽいポートレートになってしまうのでご注意を!

したは僕が実際に背景エリアを修正した例です。

選択エリアを保存する

背景エリアの選択が完了したら、選択エリアを保存しておきます。

背景をボカす

ここまできたら後は簡単です。

あとは背景をどの程度ぼかすのか?を決めるだけです。

背景エリアが選択されている状態で、フィルター>ぼかし>フィールドぼかしを選択します。

つぎにボカシの程度をこのみで選びます。

ちなみにボカシのレベルを最大にするとこのくらいボケます。Instagramだとこのくらいボカしている人は結構いますね。

 

今回はあまり不自然にならない無難なところで、163pxくらいにしておきました。

ぼかしの程度はプレビューできるので、自分の好みで選んでください。

最後に「OK」ボタンを押せばボカシ完了です。

補足

液晶タブレットか、iPad Pro + Apple pencil + astoropadアプリを使うとレタッチ操作が格段にやりやすくなりますよ。

なお今回は、Apple pencilの充電が切れていたので、マジックトラックパッドでマウス操作を全部しましたので、スタイラスペンを使わなくても大丈夫です。

まとめ

以上簡単ですが、野鳥写真の見栄えを良くするテクニックのひとつ「背景をボカす」を紹介しました。

この背景ボカシの効果をもう一度まとめると、

  • 写真がわかりやすくなる
  • 写真の主人公がシャープに見える
  • 背景の画質が滑らかになる

効果は絶大なので、気になる人はぜひお試しください。

では

ABOUTこの記事をかいた人

シミズサトル

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。