sim(@ssiR01)です。
僕のオススメは作曲少女と藤巻メソッドシリーズです。
作曲やDTMでは、「教科書を買ってみたけど内容がちんぷんかんだ」というのが定番の挫折パターンです。
この最初のハードルを越えるためにオススメの教科書を紹介しましょう。
作曲少女
初心者が最初に読むべき本はズバリ「作曲少女」です。
以下、僕が作曲少女を全力でオススメする理由を書いていきます。
読めば読むほどやる気が出る教本
「作曲できるようになるぞー!」って、参考書や教科書をはりきって買っても、
- 「専門用語の意味がわからない!」
- 「さらに専門用語がしめす音がイメージできない!」
という理由で、読み進めるほどやる気がどんどん無くなります。
コレ、私の経験上の話だけではないですよね。
しかし!!!
仰木 日向さんが書いた「作曲少女」というラノベ風の作曲の教科書は、読めば読むほどやる気が湧いてくるのがスゴイところ。
この辺りは、他の作曲本とは一線を画していますよ。
音楽理論なんて知らなくても大丈夫
「作曲少女」は音楽理論はもとより、楽譜の読み方を知らなくても理解できるように書かれています。
スゴイ!凄すぎるぞ!
なぜなら、音楽関係の教本って、「これくらい知ってて当然よね」的なノリで書かれているものがほとんどだからです。僕もなんど泣かされたことか…
つまり、「作曲少女」は音楽関係の教本の中では、ヒジョーに貴重な存在なんです。
ちなみに「作曲少女」の帯にはこう書かれています。
「理論書などGo To Hell!なのです。」と!

挿絵と4コマ漫画が癒やしてくれる
基本ラノベ風に書かれているので、十分に読みやすいのですが、まつだひかりさんの「漫画」と「イラスト」がさらに「癒やし」と「理解」と「共感」を僕達に与えてくれますよ。
4コマ漫画『たしかに凄そうだけど』(作曲少女 P.34) pic.twitter.com/P5mzFHZ2G6
— 作曲少女@珠ちゃんbot (@SKSJ_tamami_bot) 2017年2月28日
つまり、「作曲少女」は、これでもかってくらいに読者寄りに設計・デザインされているのです。
いや〜、ほんとに頭が下がります。
作曲少女にはクリエーターが大切にすべきことが書かれている
「作業机はクリエーターにとって聖域である」
だから
「自分が今まで感動してきたモノ」や「好きなモノ」で埋め尽くすのだ!という、ミニマリストが聞いたら発狂しそうなことが書かれています。
だけど、これがいかに大切なことであるのかは、クリエーターならわかりますよね?
僕もこのことの重要性を改めて理解できたので、美少女フィギュアも躊躇なく買うようになりました。
ちょっと早めのXmasプレゼントとして、プリンツ・オイゲンさんが家にやってきました。
この娘、iPhone6と同じくらい小さい、そしてカワ(・∀・)イイ!!。 pic.twitter.com/wW47oEYIIy— sim (@ssiR01) 2016年12月20日
以下、作曲少女について、僕が感動のあまり書いた長文レビューです。
詳しく「作曲少女」のことが知りたい方は読んでみて下さい。
聴くだけ楽典入門
理論を完全にマスターしないまでも、必要最低限の常識くらいは知っておいても損はありません。
たとえば、
- 「せめて楽譜くらいは読めるようになりたいよな」
- 「基本的な音楽用語くらいは頭の片隅に入れておきたいよな」
とか…
そんな人にオススメしたいのが、藤巻メソッドシリーズの教本です。
聴くだけ楽典入門のオススメポイント
この教本シリーズの特徴は、著者の藤巻浩先生の音声CDを聴くだけで学べる点です。
つまり、iPhoneなどの携帯音楽プレーヤーに入れておけば、いつでも場所を問わずに学習できるんです。
これもなにげにスゴイ。
これはシリーズ物で何冊も出ているけど、まずは「聴くだけ楽典入門」からはじめてみて相性が良ければ続編もやってみるのがいいよ。
このシリーズ、図や説明もわかりやすいし、字も大きいので読みやすく書かれているというのもオススメポイントです。
そして、付属の音声CD一周にかかる時間が6時間というコンパクトさも素晴らしい。
つまり半日で一通り学習することができちゃうってことです。
真面目にコツコツやるのが好きな人には向いている
「作曲少女」と比べると書いてあることは難しいけど、まじめに繰り返し学習すれば身につくというコンセプトで書かれていますよ。
僕はというと、数回視聴してザックリと内容が頭に入っている程度です。
最近は理論の勉強をしてませんが、数年前に「聴くだけ楽典入門」で勉強した内容はけっこう役に立ってます。
そのうち、音楽理論を習得する必要に迫られたら、このシリーズで再度ミッチリ勉強するつもりです。
さいごに
僕は以前、DTMや作曲の教科書選びで、ずいぶん失敗してきました。
なので、もし、初心者のころの自分に薦めるならという観点でこの記事を書いてみました。
独学派の人は教科書選びを間違えると、時間という貴重なリソースを無駄にしてしまいます。
僕自身、この2冊の本に出会うまえに教科書選びを散々間違えたお陰で、すっかり精根尽き果てましたので。
もう、「あの時の僕の情熱と時間を返してくれー!」てな感じですよ。
学術の世界もそうだけど、わざと難しく書いてあるような教本が多いから気をつけましょう!
では