sim(@ssiR01)です。
お腹の調子も悪く、食欲減退気味だったのですが、夜寝ているときに身体の異常に気が付きました。
自覚症状は次の2点
- お臍の左斜め上あたりがドクンドクンと激しく脈打っている
- 脈打っているところを触ってみるとシコリのようなものがある
正直ビビりました。
一番最初に想像したのが「ガン」だったからです。
翌日はメンタル崩壊
経験上、病気のことをインターネットで調べると、怖いことがいっぱい書いてあることが分かっているので、あえて調べないようにしていました。
僕が最初に「ガン」を想像したのは、中途半端な専門知識のためです。
- シコリ→腫瘍
- 脈→血管誘導
これらから連想されるのはまさに僕の修士論文のテーマです。
僕の修士課程のときの研究テーマーが「ヒト肝癌」に関するもので、ヌードマウスっていう毛のないネズミの皮下にヒトの癌細胞を植えて、その腫瘍が血管を誘導して一月足らずで巨大化する様を目の当たりにしていたからです。
ちなみにヌードマウスってこんなのです。

日本チャールス・リバー株式会社のWeb Siteより
そんな腫瘍のようなものがお腹にできたらと想像するだけで、僕の豆腐メンタルは崩壊しました。
怖い、怖すぎる!
病は気からというように、すっかり病人モードになってしまい、やる気はまったくない状態です。
気持ちもひたすらネガティブモードです。
そして、もともと減退していた食欲もほとんど無くなりました。
ネットで調べて少し安心する
しかし、この状態が続けば慢性うつ状態になってしまいそうだったので、勇気を出してGoogle先生に聞いてみることに。
腹部で脈打つシコリの病気候補
ネットで調べると次の3つ病気が候補に上がっていました。
- 腹部大動脈か、その動脈瘤
- 脂肪瘤
- ガン
この中でもっとも可能性が高いのが1の腹部大動脈です。
症状を訴える患者の多くが腹部大動脈
腹部大動脈はちょうどお臍の左側を通っていて、太さが20〜25mmくらい。ドクドクと脈打っているのが正常な状態です。
ですので、僕のような症状を訴える患者のほとんどは腹部大動脈の存在に気づいただけで、病気でもなんでない場合が多い。
ただ、まれに動脈瘤になっている場合があるので、心配なら受診した方がいいです。動脈瘤が破裂すると死に至ることが多いので。
検査は腹部エコーで分かるので身体に負担はありません。
僕の判断
腹部動脈を自覚する人のほとんどはお臍の左横なんですが、僕の場合はお臍の左上、場所的に胃に近い位置だったので、念のために受診することにしました。
胃カメラも数年サボっていましたので、その検診も兼ねてという目的もあります。
胃腸科内科でエコーと胃カメラ検査
何科の病院を受診したらいいのかネットで調べてもよく分からなかったので、無難なところで胃腸科内科を選択。
エコー設備と胃カメラ設備を持っている病院をネットで調べて、その日のうちに受診しました。
触診
問診で以下のように症状を説明しました。
- お臍の左上にシコリがある
- そのシコリは脈打っている
- 食欲がなく、腹部に違和感がある
お腹の触診をしてもらった段階で、シコリと脈打ちは腹部大動脈だろうとの診察でした。
念のため、翌日にエコーと胃カメラ、そして血液検査と尿検査を勧められてOKしました。
血液検査・尿検査の結果は翌日に分かり、異常なしでした。検査項目は健康診断の時と同じような項目でしたね。
今年は会社を辞めて健康診断を受けてなかったので、ちょうど良かったです。
腹部エコー
お腹にゼリーを塗って、エコーで観察してもらいました。
結果は異常なし。
腹部大動脈の太さも2cmと正常で、動脈瘤の心配もないとの診断でした。
まずは一安心です。
この後、つづいて胃カメラ検査をしました。
胃カメラ
経鼻胃カメラでしたので苦痛はほとんどありません。僕が苦痛に感じたのは麻酔ゼリーによる喉の違和感くらいです。
診察結果ですが、ヤバイ病気はありませんでしたが、「慢性胃炎」との診断が下されました。
まずは一安心です。
以下、胃カメラの検査プロセスの忘備録です。
ピロリ菌検査
しかし、胃の粘膜の炎上状態があまり良くなく、ピロリ菌の疑いもあるので続いてピロリ菌検査をすることに。
ピロリ菌検査は、呼気検査で手順の次のように単純なものです。
- 呼気を逆止弁付きのパックに吹き込んで採集する
- 錠剤を一錠、カップ一杯の水で飲んで20分間放置
- その後、再び呼気をパックに吹き込んで採集する
検査結果がわかるまでに1週間かかるので今は待ちの状態です。
僕が過去にピロリ菌の検査と除菌をしているのですが、もしかしたら再発したのかもしれませんね。
処方された薬
慢性胃炎ということで、つぎの2つを処方されました。
- 食欲増進のための漢方薬
- 胃粘膜保護薬
ここまでかかった費用
ここまでの合計金額11100円です。
ザックリした内訳の次のとおり。
◯問診・触診・血液・尿検査 3050円(合計1015点=初診282点+検査726点+療養担当手当7点)
◯胃カメラ・エコー・ピロリ菌検査 7060円
その主な内訳は次のとおりです。
- 再診料 73点
- 尿素呼気試験 70点
- 微生物学的検査判断料 150点
- 胃・十二指腸ファイバースコーピー 1140点
- 超音波検査(エコー)530点
- 他
◯胃薬 990円
さいごに
早めに受診して良かったです。
やはり安心感を得られたのが大きくて、心配で崩壊していたメンタルと気力も復活してきました。
現金なもので、減退していた食欲も回復しました。
ただ、胃炎であることには違いがないのでしばらくは食生活で無理はできないですね。
今回の反省点としては、内視鏡検査は年1回のペースで受けるべきだということですね。
慢性胃炎がいつからだったのかはまったく自覚症状がなかったので分からないです。少なくとも4〜5年は内視鏡検査をサボっていたし、会社を辞めてからは「もう胃カメラしなくてもいいかな」とさえ考えていましたから。
真面目に毎年検査をしていれば、もっと早くに胃炎の処置ができたので、きっと胃を健康状態に保てたことでしょう。
「健康にお金と時間をケチってはダメ」というのが今回得た教訓でした。
では