初音ミクV4Xの調教方法・DAW編・Logic Pro【真夏の果実】

sim(@ssiR01)です。

ピアプロスタジオ編に続いて、DAW側での初音ミク調教メモです。僕はマカーなのでDAWはApple純正のLogic Pro Xを使っています。

ピアプロスタジオ(ボカロエディター)では不自然さが無くなるまで調教した後は、オーディオデータとして書き出してDAW側で調声しています。DAW側では空間系のエフェクトでオケに馴染ませて、EQとコンプで仕上げています。

肝心のカバー曲ですが、下にYouTubeとニコ動のリンクを貼っておきます。

Logicの空間系エフェクト

これはLogic Pro XのVocal用のプリセットをそのまま使っています。僕が過去にLogicを使って作ったカバー曲は全部同じプリセットを使っています。これはLogic 9の時代から付属しているプリセットですが、試行錯誤をしてみても最後はいつもこれに行き着いてしまいます(笑)。

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このFemale Ambient Lead Vocalには入っているエフェクトのセットはつぎの5つです。このうち、コンプとLimiterは最初の音量低めの状態だとほとんど効いてないと思うので実質3つですね。

  1. Channel EQ
  2. Compressor
  3. Limiter
  4. Ensemble
  5. Space Designer

ですので、EQとEnsembleとSpace Designerの設定だけ分かるようにスクリーンショットを貼っておきます。

EQは以下のとおりで無難な設定です。最後にこれとは別にEQを掛けて調声しています。こちらはあくまでも素材としての扱いです。

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Ensemble(アンサンブル):コーラス効果を出すエフェクトですね。これもいじらずプリセットのままの使用です。

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スペースデザイナー(リバーブ):ホールの設定がなされていますが、これもそのまま使用です。

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ボーカルをオケの前に出す

ミクのボーカルがオケに埋もれてしまわないように以下のプラグインで少しラウドな設定を施しています。

プラグインはWaves Goldに付属しているMV2と、別売りの Vocal Riderを使っています。Vocal Riderはボーカルトラックのレベルオートメーションを自動でやってくれるプラグインです。

設定はMV2はLoud、Vocal RiderはLoud Vocalというラウドよりのプリセットそのまま使用しています。曲によってはさらにLoud加減をアップさせますが、今回は上記のまま使用しました。

このあとEQとコンプレッサーで仕上げます。今回は教本として「音圧アップのためのDTMミキシング入門講座!」のボーカル専用設定を参考にセッティングしてみました。

 

EQ

Waves Gold付属のプラグインQ10を使いました。設定の目安(教本)は以下のとおりです。

中域:250〜200Hzをバッサリとカット、250〜300Hz付近をうっすらカットとかいてありました。それにを基準に声を聞きながら調整した結果が下の図です。

中広域:「2kHzちょい上〜3kHzちょい下あたり」と「3kHz付近〜4kHzちょい上あたり」を少し持ち上げる良いそうです。前者は母音の響きがよくなり、後者は子音が強調される効果があるそうです。

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コンプレッサー

これはLogic付属のプラグインを使いました。教本によると滑らかにかかるオプト方式のコンプを推奨していましたので、プリセットの中からOpto Vocal02を選択。

設定の目安(教本)は次のとおり。

  • リダクション量:-8dBくらい
  • レシオ:2:1以下
  • アタックタイム;最短(0.1msecくらい?)
  • リリースタイム:220msec

これを目安に再生しながら設定値を探って、最終的には次のようにしました。

  • リダクション量:-5dBくらい
  • レシオ:2:1
  • アタックタイム;2.5msec
  • リリースタイム:200msec
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さいごに

以上がDAW側でのミクの調声方法です。

僕の調教方針は「自分が聴いて心地よい」を基準にしています。自分でつくったボカロカバー曲はiTunesに取り込んで良く聴いています。そのときに「聴いていて癒されるというか、気がつくと寝ている」ような状態を理想として作っています。だから、なるべく癖がなくニュートラルなイメージを目指しているのです。

では

ABOUTこの記事をかいた人

sim(清水了)

動物写真家、ブロガーとして活動中。 諸々の閉塞感を打破するために、20年以上勤めた会社を40代半ばで辞めてフリーになる。 属性は他に、博士(農学:専門は微生物)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。