Logic Alchemy:フィルター・エンベロープでモジュレーションする方法

リンク広告




sim(@ssiR01)です。

Apple純正のDAW Logic Pro X 10.2に実装された新しいシンセサイザーAlchemy(アルケミー)についての解説シリーズです。教本はクリエイターが教えるシンセサイザー・テクニック99 (CD付き)を使ってます。

今回はフィルターエンベロープ・ジェネレーター(EG)でモジュレーション(音を変化させる)する方法を実践してみますよ。

例えると、通過させる音の周波数を調節するフィルターを開け閉めして音を変化させる方法です。

つくる音はこんな感じになります。

 

フィルターというのは、音の周波数を削ることができるシンセサイザーのユニットで、今回いじるのはその中でも代表的なカットオフというツマミです。

エンベロープ・ジェネレーターというのは、音をアタック・ディケイ・サステイン・リリースという設定項目で調節する機能です。前回の解説では音量変化でしたが、今回はフィルター(周波数)を変化させます。

ざっくり図にしてみると、こんな感じになります。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-23-14-59-12%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc

一般的にアコースティック楽器では、アタック部分に倍音が多いので、フィルターは最初は開いていて徐々に閉じていくようなイメージです。

ただし、シンセサイザーの場合には、それに従わなければならないことも無いようです。

では実際にやってみましょう!

 

設定方法

操作は簡単で次の4ステップのみです。

  • オシレーターで音の波形を選ぶ
  • フィルターの種類を選ぶ
  • フィルターに(今回はカットオフ)にAHDSR(エンベロープ・ジェネレーター)のモジュレーションを追加する
  • 新しく作ったAHDERの形を好みになるようにマウスで変形させる

図解つきで説明すると下のようになります。

(1)オシレーターで音の波形を選ぶ。今回SAWは(ノコギリ波)にします。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88_2016-09-23_15_48_43

(2)フィルターの種類を選ぶ。今回はローパスフィルター(LP)にします。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88_2016-09-23_15_51_58

(3)フィルター部分のカットオフ(CutOff)つまみをマウス右クリック。add Modulation > AHDSR Env > New SHDSRをクリック。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-23-15-16-16%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc

(4)新しく作ったAHDSRの線形(カーブ)を好みの形にします。方法は線形をマウスで掴んで上下左右させるか、Attack, Hold, Decay, Sustain, Releaseの各ツマミで回して形を変えるだけです。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88_2016-09-23_15_36_07

注意事項としては、AHDSRの設定画面は、他のモジュレーションを組むときと同じように、モジュレーションをかけるツマミ(この場合はCutOff)をワンクリックすると表示されます。ときどき、 別のものが表示されているときがあるのでご注意を!

この設定でつくった音はこんな感じになります。ビョーンって聴こえるますね。つまり最初に倍音多め、徐々に倍音が少なって消えていく音です。

 

設定するパラメーター

設定すべき項目を箇条書きにすると…

  • フィルターの種類(主にローパスフィルター)
  • Cut Offの量(低めの数値からモジュレーションをかけると音の変化が大きくなります。教本の例では9時になっていました)
  • Resonanceの量(音に癖を加えるパラメータです。詳しくは過去記事を参照ください)
  • AHDSRモジュレーションのDepth(どのくらいモジュレーションをかけるのかと正相(+)と逆相(ー)も設定できます。逆相にするとAHDSRのカーブが上下反転した音になります)

…と、こんなところでしょうか。

 

さいごに

今回ご紹介したフィルター・エンベロープは、カットする音の周波数を時間で変化させる方法でした。

Alchemyの場合には、モジュレーションさせたいツマミのマウス右クリックだけで設定ができます。直感的でわかりやすいですよね。いじり倒すといろんな音が作れそうです。

では

関連コンテンツ_グーグルアドセンス



ABOUTこの記事をかいた人

sim

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。