今までに買ったDTM本で一番良かったです。ボカロPに憧れている方にオススメです。初音ミクの声の作り方などとても参考になりました。他にもいろいろ。読み物としても楽しめました。
ボカロ初心向けの本です。それだけに初心者には嬉しい内容が満載です。画像多めで文字少なめですが中身は充実しています。中級者や上級者の方には物足りないかもしれません。
DTM本はこれまでたくさん買ってきましたが、内容が難解で積み本になっているものが多いです。その中でも、この本はボカロ初心者が気なる点について具体的に紹介されていて読んでいて飽きさせないというか読み物としても楽しい本でした。ざっくりと良かった内容を書き出してみます。
1.初音ミクなどのボーカロイドの声の作り方
有名ボカロPが実際に使っている方法が紹介されていて、とても参考になりました。
紹介記事ですので詳しい説明はないですが、エフェクトをどう使えばボカロの声が良くなるのか見当もつかないで困っているぼくのような初心者やちょっと行き詰まっている方には大きなヒントとなります。
例えば、次の実例なんかはとても参考になると思いますよ。
- DAWでのエフェクトの使い方
- オートメーションを使ったオーディオデータの編集方法
- オーディオデータのピッチ調整の方法
2.Wavesのプラグインの使い方
こちらも有名ボカロPがどんなシチュエーションでどのように使っているのか紹介されています。
最近Waves Goldを買いましたが使いこなせていない感に打ちのめされています。
この本ではボカロだけでなく様々な楽器へのエフェクトのかけ方が紹介されていますが、わりとWavesの紹介記事が多いのが地味に嬉しかったです。大いに参考にさせていただこうと思います。
3.有名Pが使っている機材
これも地味に良かったです。有名Pが使っている機材に自分と同じものがあったりすると嬉しいですよね。
例えば、DECO*27さんが使っているMIDIキーボードがアートリアのKEYLABだったりすることがスタジオの写真を見てわかったりすると、「自分と同じの使っているんだ!」とテンションが上がりました。
4.ほかにもいろいろ気になる情報が
MIDIのマニアックな打ち込み例からミックスのコツまでかなり多種多様なテクニックが紹介されています。
5.まとめ
ぼくは最近のミクの声作りで行き詰っていたのですが、この本のお陰でなんとかなりそうな気がしてきました。また、エフェクトの使い方なども今までより前進できそうです。
DTM系の本としては内容が柔すぎず硬すぎず良く作られているなと思います。
気になる方は書店で手にとってみてはいかがでしょうか。
なお、同時に買った「DAWで曲を作る時にプロが実際に行なっていること」は、ぼくには難しすぎました。自分のレベルの低さを実感できた点では良かったのかもしれません。
「プロが…」とタイトルにあるように上級者向けなのかもしれません。買うときに少し考えれば分かることでしたので激しく後悔しています。
ですので内容が理解できるようなレベルに達するまで「積ん読」つもりです。一応、リンクを貼っておきますので、気になる方は参考にしてみて下さい。