Melodyneで耳に頼らない耳コピ ・採譜6【シンセのアルペジオ】




VOCALOIDカバー曲のための耳コピ・チャレンジ企画です。Melodyne Editor2というアプリを活用して耳に頼らずにどこまで採譜・耳コピできるかの実験です。今回はシンセパートの記事です。 今回の耳コピ曲はこれが最終回になります。

耳コピの完成品はこちらです。

 

概要

採譜したいシンセパートは速めのアルペジオで自分の耳では聴きとれそうもなかったので、メロダインでノートの抽出にチャレンジしました。

しかし、メロダインでもノートを完全に抽出できなかったので、抽出されたコード構成音の一部を使って自分でMIDI鍵盤を弾いて、それっぽいのを作りました。結果、意外といい感じになりました。

以下、詳しく解説していきます。

 

曲のwavのメロダインへの取り込みとシンセのノートの抽出

過去記事を参照願います。やり方は同じです。

【参考記事】Melodyneで耳コピ:2【ボーカルの抽出】

 

抽出したノートをもとにしたDAWへの入力

今回は、イントロから最後までピコピコ鳴っているシンセの耳コピです。ぼくのとった方法は至って簡単ですが、結果的にいい感じになりました。

 

1.メロダインでノートの検出

あまりうまくいきませんでした。

なんとか、構成音の一部を割り出して、それをもとにMIDI鍵盤で再現しようとしましたが、そっくりにはできそうもないと早々に見切りをつけました。

メロダインで検出したシンセの構成音(D、A3、E、A4)は下の図のとおりです。

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2.DAWへのシンセのノートの入力

ぼくがとった方法は、メロダインで検出したシンセ構成音(D、A3、E、A4)をもとにそれっぽいアルペジオフレーズを自分でテキトーに弾いて直接入力することでした。

2小節分をそれぽくなるように数回試行錯誤してからの入力です。

これをひたすらコピペで曲の最後までつなげました。

実際、他の楽器パートとベタ打ちのミクと合わせて聴くといい感じでした。

その前にシンセの音色探しを4時間くらいしました。これが一番大変でしたね。

ぼくがMIDI鍵盤で構成音(D、A3、E、A4)をテキトーに弾いたフレーズは下の図のとおりです。ほんとテキトーですが、これをひたすらリピートするといい感じに聴こえました。

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その他

現在、作業中の項目ですが次のとおりです。

 

1.ギターパートの再検討

DAWへの打ち込みでは今ひとつ雰囲気がでませんでした。しかし、下手くそながら自分で弾いたギターの方がそれっぽく聴こえますので、ギターを自分で弾いて録音する方向で作業を進めています。

DAWで打ち込んだものついては、GUITAR RIGでなんとかならないか数日試行錯誤してみましたが、パワーコードのバッキングはなんとかなっても、リードパートはどうやっても不自然でした。

最低、リードパートだけは自分で演奏しようかと考えています。それでだめなら、ギター音源を導入してみるつもりです。

2.他のパートの修正

原曲をよく聴いたらけっこう耳コピに間違いがありましたので、ひたすた修正しています。

 

さいごに

耳コピというと、職人技というイメージがあって初心者にはハードルが高いです。

しかし、今回、自分の耳に頼らずにメロダインというアプリに頼りっきりで採譜し、カバー曲完成まで漕ぎ着けることができました。

すべての曲がメロダインで採譜できるとは限りませんが、今回の耳コピ・採譜実験ではDTMの機械任せにできる部分が拡張できる可能性が示されましたね。

今後、AI(人工知能)の発達にともなって、この傾向は益々強まるでしょうね。

非常に楽しみです。

ところで、完成した動画はこちらになります。

ちなみに今回の耳コピ企画でつかったメロダインという便利ソフトは、現在新製品が発売されていますよ。



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sim

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。