VOCALOIDカバー曲のための耳コピ・チャレンジ企画です。耳を頼らずにMelodyne Editor2を活用して耳コピ・採譜がどこまでできるかの実験です。今回はドラムパートの補足記事です。
ちなみに今回、耳コピしているのはスーパーカーの「Walk Slowly」です。初期のころのスーパーカーの曲で、ボーカルパートがサビだけのシンプルな曲ですが、歌詞がとても好きなのでVOCALOIDカバー曲を作りたくなりました。
で、耳コピ完了後にできたのがこちらです。
Contents
曲のビートをMelodyneで視覚化する
Melodyneのパーカッシブという機能を使うと、曲でドラムが刻んでいるビートをザックリとですがビジュル化できます。
方法
1.ポリフォニック(デフォルト設定)
通常は曲を取り込むと、ポリフォニックがデフォルトですのでこんな感じです。

2014.7.29追記
ポリフォニック検出でもドラムを目視できますが、バスドラはベースと重なっている場合が多いです。スネアやHTはわりと明瞭に検出されています。EQをかけた状態でポリフォニック検出すると上手くいくかもしれません。次の曲をやるときに試してみたいですね。
ポリフォニック検出でもドラムを目視できますが、バスドラはベースと重なっている場合が多いです。スネアやHTはわりと明瞭に検出されています。EQをかけた状態でポリフォニック検出すると上手くいくかもしれません。次の曲をやるときに試してみたいですね。
2.パーカッシブ設定によるドラムビートの視覚化
(1)メニューバーのアルゴリズム>パーカッシブをクリックすると

(2)表示がこんな風になります

これを拡大したのが下の図ですが、ビートが小節内のどの拍で、どのような長さで刻まれているかが、ザックリとですが目にすることができます。
実際に再生すると鳴っているノートが強調表示されますので、わかりやすいですよ。

さいごに
以上のように、ドラムパートの耳コピ・採譜もメロダインを使うと人間の耳を頼らずに比較的簡単にできてしまいます。
こんな風に音楽を視覚化できるのがメロダインというアプリのスゴイところです。
ちなみにメロダインというソフトは下のものです。