Melodyneで耳に頼らない耳コピ・採譜 2【ボーカルパートその2】




VOCALOIDカバー曲のための耳コピ・チャレンジ企画です。耳コピ・採譜を耳に頼らずにMelodyne Editor2を活用してどこまでできるかの実験です。今回はボーカルパート抽出の続きとドラムパートです。

ちなみに今回、耳コピしているのはスーパーカーの「Walk Slowly」です。初期のころのスーパーカーの曲で、ボーカルパートがサビだけのシンプルな曲ですが、歌詞がとても好きなのでカバー曲を作ることにしました。

で、メロダインで耳コピして作ったVOCALOIDカバー曲の完成品がこちらです。耳に頼らずとも、意外と耳コピできちゃうでしょ!

ではやり方を詳しく説明していきますね。

Melodyneを使うことのメリット

耳コピに役立ちそうなMelodyneの機能は次の2つです。

  1. 小節番号とBPM(テンポ)の検出できる
  2. 楽曲の構成音をノート単位で検出できる

 

小節とBPMの検出機能

耳コピする際のメリットはずばり「小節番号やテンポ(BPM)」を間違えなくて良いことです。

小節数とBPMは自動的にMelodyneが検出してくれますから。

カバー曲を作る時に楽譜からの打ち込みだとこれで結構ミスしますので、かなりの時間節約になります。

Melodyneを使えば、今、何小節目のどこの部分を編集しているのかが分かるので作業効率がよいのです。

さらにもう一つのメリットは、耳コピに利用できることです。

楽曲を構成する音をノート単位で検出できてしまうんです。

この機能を発見してからは、興味はそっちの方に移りました。

耳コピといえば、職人技の世界でしたが、これがアプリを利用するだけで出来てしまうなんてスゴすぎです。

もちろん、完璧ではありませんが、今後科学技術の進歩で益々高機能化することは想像に固くありません。

 

Melodyne Editor 2でのボーカルパートの抽出

こんな感じでザックリと終わらせました。前回の記事にやり方を書いておきましたのでご参照下さい。

【参考記事】Melodyneで耳コピ:2【ボーカルの抽出】

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MelodyneからのボーカルパートのMIDIデータの出力とDAWでのMIDIデータの読み込み

手順は簡単ですが、一応詳しく書いておきます。

1.MelodyneからのボーカルパートのMIDIデータの出力(保存)

ファイル>別名で保存をクリック

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MIDIファイルを選びます。

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2.DAW(Cubase 7.5)でのMIDIデータの読み込み

DAWはCubaseでなくても、なんでもOKです。

Cubase7.5の場合は、下の図のように、ファイル>読み込み>MIDIファイルで読み込めます。

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VOCALOID Editor for Cubase NEO(ボカキュー)での修正作業

1.ボカキューのトラックにMIDIリージョンをドラッグ&ドロップ

ボカキューでなくてもピアプロスタジオでもOKですよ

 

2.ボカキューでのノートの修正と歌詞入力・その他の修正

ボーカロイドエディターを使って、ちょっとした修正をいくつか行います。以下、その手順です。

 

(1)オクターブ修正

今回、読み込んだMIDIはなぜか1オクターブ下の音程で読み込まれてしまいましたので、 それをドラッグ&ドロップで1オクターブ上げました。

 

(2)ノートの音程と長さ修正

MIDIキーボードと原曲を聴きながら、音程とノートの長さを修正していき、同時に歌詞を入力します。

 

(3)ベロシティの修正

Melodyneの音量データがボカキューではベロシティー(子音の発声タイミングパラメータ)として読み込まれますので、手動で初期値に戻しました。

これでさしあたっての、ボーカルパートの耳コピは終了です。ボカロ調教は全部の楽器が耳コピ出来た段階でする予定です。

 

さいごに

ボーカルパートは他の楽器パートと比較してMelodyneではノートの検出が楽でした。まあ、主旋律なので当たり前ですね。

ただし、MIDIデータとして保存すると、オクターブを1つ低いデータになってしまうことや、音量データがボーカロイドのベロシティという概念の違う設定値に置き換わってしまう点など修正が必要な部分もあることがわかりました。

しかし、総じて、Melodyneはボーカルパートの耳コピツールとしては有効なことがわかりました。

 

ちなみにメロダインというソフトは下のものです。



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sim

動物写真家、ブロガーとして活動中。 属性は他に、博士(農学)、DTMer,ツーリングライダー歴30年。 【問い合わせ】Twitterアカウント宛にDM 願います。 【注意】野鳥の撮影場所についてのご質問はご遠慮願います。